高尾山トリックアート美術館は1996年4月、東京の西、高尾山の麓にオープンしました。
だまし絵の歴史は古くは約2000年前に遡り、そしてほぼルネッサンス期に技術的に確立されたと言われています。
高尾山トリックアート美術館のコンセプトはまさしくその当時のだまし絵をトリックアートで再現すること、「あたかもそこに本物が存在するが如く」をテーマとしています。豊な自然に囲まれた高尾山の麓、京王線高尾山口駅の目の前に高尾山トリックアート美術館はあります。
新緑、紅葉と四季折々に様々な姿を見せてくれる高尾山の豊な自然を満喫しながら、今までの既成概念を捨てて高尾山トリックアート美術館をご堪能下さい。きっと新たな発見が皆様をお待ちしています。
「あたかも本物が存在するが如く」をテーマに創造されたトリックアートは、見る人と画家との戦いでもあります。
人間には物を正しく判断しようとする本能があります。しかし、又人間には思い込みや先入観があるため、目に写った事を脳が誤って判断することから起きる視覚のズレ、つまり「錯覚」が起こってしまうのです。
画家は巧みにその錯覚を利用し、かたや見る人はそれを無意識に暴こうとする。この「錯覚」と「現実」との一瞬のズレ、その心もようを楽しむことが、「高尾山トリックアート美術館」の最大の醍醐味ではないでしょうか?
近年世界中の研究者が発表しているだまし絵、錯覚アートを見るだけで脳が活性化されるとの研究リポートもそのような人間の本能を刺激することによって起こる変化といえます。だまし絵をもとに創造されたトリックアートで「だまされる快感」を体感できるでしょう。
今までの既成概念を捨てて高尾山トリックアート美術館をご堪能下さい、きっと新たな発見が皆様をお待ちしています。